※本記事は2024年1月9日に公開いたしました。記載の内容・リンクなどはレポート公開時のものです。
- 会場
- 秋葉原UDX(東京都千代田区) 2階 イベントスペース「AKIBA_SQUARE」 & 4階 「UDXギャラリー」
- 開催日
- 2023年11月12日(日) 11:00~16:00 ※11月11日(土)は準備日
- 参加者数
- 約1600人(一般入場証販売数+サークル数より推定)
- 参加サークル数
- 196サークル(当日欠席したサークル含む) リストはこちら
アフターレポートをはじめる前に、去る1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災された方々にお見舞いを申し上げます。デジゲー博のサークル参加者にも石川県、富山県在住の方がいらっしゃった模様です。皆様が無事避難され、元の生活を取り戻し、サークル様におかれてはまた新たな創作をはじめられるよう、祈念しております。
さて、10回の節目を超えて気持ち新たに迎えた11回目の開催ですが、社会的にも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症へと取り扱いが移行し、催事の制限も大きく緩和されたことで、残っていた対感染症体制についても大きく改め、2019年までの形とほぼ同様な様態へと戻しての開催となりました。ただ、スタッフについてはどうしても対面での応対が多いことも鑑みて、マスク着用を継続としました。
一般参加者さんについては、入場証販売をオンライン限定から従来の当日販売に戻した点は一番大きいかと思います。ただ単に当日販売に戻すだけではなく、併せて電子マネーの取り扱いを開始いたしました。ただ、当初契約を予定していた決済業者との契約がまとまらず、別業者との契約になった関係で、当初アナウンスしていたQR決済と、一部電子マネー種別に対応できない事例が起きてしまいました。
費用増加への対応としてサークル参加価格および一般参加価格を値上げしましたが、一方で一般通行証の「小中学生割引」を設けました。ご家族などでいらっしゃる方の負担を少しでも低く出来ればということで設定致しました。適用を受けた方は約20名と決して多い数ではありませんでしたが、今後も引き続き施策を続けて浸透を図っていければと思います。
サークルスペースについて、机スペースはこれまでと殆ど変わらない運用でしたが、4階のブーススペースについては少しいつもと異なる運用として、仕切りの形状を変更してみました。いつもは「コ」の字になるようにブース3方を囲んでいましたが、今回は(2ブースのインティ・クリエイツさん除き)全てのブーススペースを角配置とし、「L」字のように通路沿い2面に仕切りを置かないようにしてみました。これにより4F入口側からもブーススペースが見やすくなることを企図しました。サークルさんからは概ね好感いただけておりましたが、本件のアナウンスが少し遅れたためブース設計を見直していただくことになったサークルさんもございました。今後はなるべく早期からアナウンスできるよういたします。
ブース設計に関連して、スペースの扱いについてですが、今回はブーススペースのサークルさんからは様々なブース装飾についての質問がありました。この辺りはまだサークル参加案内での記載もあまり多くなく、もう少し明確なルール作りをすべき時期に来たのかなと思います。今回も、安全上の理由であったり、レンタル品であるパーティションへのヨゴレや傷が懸念されるなどの理由から掲示をご遠慮頂いた装飾がありました。事前のルール周知により、よりスムーズな設営と安全なブースの運営ができるものと考えています。
一方で机スペースのほうでは、フリープランで参加のサークルさんで1.8m四方のエリア内にスタッフが立たず、ほぼ常時エリア外からアテンドをされているサークルさんがいらっしゃったり、通路に出てチラシ配布や一般参加者への応対をされているサークルさんがいらっしゃったことを確認しています。
デジゲー博ではサークルスペースの外はすべて「通路」であり、通路での接客(チラシ配布なども含む)はすべて禁止と記載しています。他のイベントと比べるとかなり厳密な区別をしているとは思いますが、場内の安全を守るために設定しているものですので、どうか遵守いただき、サークルスペース内で接客まで完結できるようなスペース設計をお願いします。
また、昨年と殆ど文面の変わらないお願いで誠に恐縮ですが、サークル申込みにおいてはやはり今年も不備による落選が複数発生しています。特に次の3点が頻出の不備となっています。
- 金額の間違い(フリースペースを申込んだのに通常スペースの申込み費用を振り込んだ、など)
- 振り込み時の名義欄への、申込み番号の記載忘れ
- サークルカットにサークル名記載なし(ゲームの名前だけが書かれていて団体名がない、など)
申込み時期にもアナウンスしております通り、準備会ではこれら不備について、締切前に個別の連絡を差し上げることは、一切しておりません。何卒、皆様ご自身でのチェックを徹底していただくことをお願い申し上げます。
また、「サークル申込みを忘れていた。今から申込みできないか」という御相談を9月になって頂くこともありましたが、9月になってすぐにサークル配置作業を開始するため、締め切り後のお申込は一切お受けできません。「デジゲー博のサークル申込みは7月から8月」と是非覚えていただき、時期になりましたらお早めにお申込をお願いします。デジゲー博のTwitter(現X)アカウントをフォローいただくとタイムラインに告知が届きます。ご活用ください。
さて、2024年のデジゲー博について、詳細はまだ後日の発表となりますが、催事ガイドラインの緩和等も踏まえて、これまでは控えていたようなタイプの企画についても開催の可能性を探っていきたいと考えています。現在は準備日の「内覧会」程度となっているサークル間交流の企画についても、そろそろもっと踏み込んだ企画ができたりしないかと考えているところです。今後皆様に良いお知らせができるよう検討と調整を行っていければと思います。
また、今回は同日に東京ビッグサイトにて大規模な同人誌即売会が開催されておりました。デジゲー博スタッフにもこの同人誌即売会とスタッフ業務を掛け持ちしていて、どちらかを選ばざるを得なかったという方が少なからずおりました。今回はそういった事象を踏まえ、かなり早期から複数回にわたってスタッフ募集を実施していました。おかげさまで今回も新しいスタッフを迎え入れることができましたが、まだまだ現状の規模に対してギリギリと言わざるを得ない状況が続いています。ということで、これも毎度のお願いですが、デジゲー博準備会では共にイベントを作っていただけるスタッフ参加者も募集しております。イベント自体を準備する側にご興味ご関心お持ちの方、是非準備会までお問い合わせください。2024年開催についても、早期からスタッフ説明会を実施する予定です。
最後に、今回のデジゲー博2023に取材申込みいただいた団体様を一覧で掲載致します。
- ゲームメーカーズ
- Game8
- Mr.GAMEHIT
- もぐらゲームス
- AZ-LINE!(あずらいん!)
- 技術の手帖
- Game Spark
- ファミ通.com
- IGN Japan
- 電撃オンライン
- Indie Freaks
- FRONTLINE GAMING JAPAN
- Antytle Gaming World
以上
みなさま、デジゲー博2023 ありがとうございました。
デジゲー博2024も、よろしくお願い申し上げます。