※本記事は2014年12月10日に公開いたしました。記載の内容・リンクなどはレポート公開時のものです。

会場
秋葉原UDX(東京都千代田区) 2階 イベントスペースAKIBA_SQUARE
期日
2014年11月16日 12:00~16:00
参加者数
約1300人(カタログ販売などから推定)
参加サークル数
162サークル(当日欠席したサークル含む) リストはこちら

第2回開催となるデジゲー博2014は会場を秋葉原UDXに移し、サークル数もおよそ1.5倍と規模を拡大して開催できることとなりました。当日は天候にも恵まれ、おかげさまでカタログは完売、推計で1300人近くのご参加をいただくことができました。皆様に篤く御礼申し上げます。比較的落ち着いていた前年の開催とはうってかわって、当日は開場直前には多くの一般参加者が入場待ちの列を作っており、イベント中も全体的にやや移動しづらいほどの盛況ぶりとなりました。

参加サークルの申し込みジャンルからみた傾向を集計したところ、アクションとシューティングで全体のほぼ半分、ノベル、RPGが続く形となりました。変動はありましたが、昨年から大きく変わったという印象はありません。

今回は新たな試みとして「2スペース参加時に限り机・イス配置の制限緩和」というものを実施しました。2スペースで参加するサークルは1.8m四方の範囲で机とイスを自由配置できる、というもので、実際に2スペースで参加されたサークルさんは様々な工夫を見せてくださいました。イスを一般参加者側に置いてじっくりとした試遊ができるようにしたり、スクリーンを用意して大画面でのデモ放映、さらにはOculusRiftとJOBAとリモコンコントローラを組み合わせたまさに「体感」できるデモの展示は「体験を頒布する」という新しい可能性の一片を見せてくれたといえるのではないでしょうか。

また、もう一つの試みとしては「ユニティちゃん」ジャンルの設定がありました。こちらは発表直後から大元のユニティ・テクノロジーズ・ジャパン様にも取り上げて頂き、また、当日はスタンプラリー企画を実施して頂きました。また、コミケット前に公開されたユニティちゃんの売り子ボイスパックには「デジゲー博、よろしくね!」というセリフを入れて頂くなど、開催前から当日まで多くのサポートをいただきました。この場で恐縮ですがお礼申し上げます。

一方、サークル側から始まった企画としてエンドレスシラフ様主催の「同人シューティングゲームキャラバン in デジゲー博2014」もございました。合計14サークルが参加され、どのサークル様も大変盛り上がっておられました。予想以上の参加者数で集計が大変だったとお伺いしています。開催における課題は多いかと思いますが、このような試みは準備会としても続けられるようにしていきたいなと考えております。

準備会企画としては「萎えラジSP」を実施しました。会場の様子を少しでもお伝え出来れば、ということで実施したのですが、予想以上の混雑とスコアアタックの関係で企画ゾーンが一部使えない状況での放送でもあり、物足りない点が多かったかもしれません。

イベント自体は盛況であった一方、一部通路が狭かった問題、出入口の付近に列ができて通行にやや支障があった点、特に一部スペースが照明が少なく、暗かったことなど、次回に向けての改善すべき点は多く残されています。サークルさんへの事後アンケートにおいても多くのご指摘を頂戴しました。

そして多くの参加者から「開催時間が短い」との声をいただきました。4時間というのは同人イベントとしては比較的標準的な時間ではあるのですが、試遊できるゲームが多いのもあってか、あるいは前述のキャラバンのためか、多くの方が物足りないと感じておられたようです。イベント開催時間割についても様々なご意見を頂戴しておりますが、こればかりは会場の事情であったり、あるいは参加費などにも直結していく難しい問題です。

今回は即売会での利用事例が殆どないUDXでの開催の上に、多くの「前例のないこと」を重ねた上で開催いたしました。そのため至らない点は多々あったかと思います。しかしながら、「秋葉原で開催した」ことそのものは間違っていなかったと確信を持っております。今後、一般参加・サークル参加双方に良いイベントとなれるよう、最大限努力を重ねてゆく所存です。これからもデジゲー博をよろしくお願い申し上げます。

最後にデジゲー博2014を取り上げてくださったニュース記事をご紹介します。