※本記事は2016年11月29日に公開いたしました。記載の内容・リンクなどはレポート公開時のものです。

会場
秋葉原UDX(東京都千代田区) 2階 イベントスペースAKIBA_SQUARE
期日
2016年11月13日 11:00~16:00 ※11月12日は準備日
参加者数
約1500人(カタログ販売などから推定)
参加サークル数
204サークル(当日欠席したサークル含む) リストはこちら

秋葉原に移ってから3年目のデジゲー博、おかげさまで前回以上の規模で開催し無事会期を全うすることができました。

当日、一般参加の皆様におかれては入り口での手荷物確認にご協力をいただき誠にありがとうございました。参加者増、及び秋葉原全体でイベント等により人が多い日であること、また昨今放火等の事件があったことなどを踏まえて、万世橋警察署より警備強化の要請を受け、その一環としての手荷物確認でした。さすがに手荷物確認を要請されるのは初めてのことで、参加者の皆様にもややお手数をおかけすることもあったかと思いますが、結果としてトラブルもなくイベントを完了できました。皆様のご理解ご協力の賜物であったと思います。

参加サークルの申し込みジャンルからみた傾向としては去年とあまり変わっておりません。アクションとシューティングでほぼ半分、次いでRPG、ノベルが続いています。ただ、最後に挙げている各メディアさんのレポート記事では実に多彩なジャンル、プラットフォームの作品が展示・頒布されていたことがおわかり頂けると思います。いわゆる同人即売会を出自とする「サークル」だけではなく、様々な形態のデベロッパーさんが参加されており、「デジゲー博」の広がりを感じているところです。

出展形態としては昨年同様にフリーレイアウト、および低照度エリアの扱いを設け、様々なニーズに対応できるようにしました。フリーレイアウトではVRヘッドセットを用いた展示も目立ち、中には試遊待ちで長蛇の列を作られたサークルさんもいらっしゃいました。ただ、一方でセンサーの干渉によるトラブルなどもあり、今後は配置段階で配慮できるよう、サークル様にも申し込み段階からご協力をいただく必要があると痛感しています。また、一部配電盤付近のサークルさんには機材配置の自由度が狭まる結果となってしまったことについても次回以降考慮が必要と考えています。通路幅や他サークルとの兼ね合い もありますので簡単に解決するものではないかもしれませんが、少しでも改善してゆければと思います。

また、今回はメディアさんの取材が多く入ったことも印象的でした。開会すぐから閉会ギリギリまで取材なさっていた記者さんもおり、デジゲー博という場所が即売会というだけでなく「お披露目の場」として認知されつつあると感じました。掲載されている記事は巻末に一覧しましたが、作品のプレイレポートが多く掲載されているのが目を引きます。また、開催前には「ゲームライターコミュニティ」さんではデジゲー博2016出展者に向けて『「取材ウェルカム」という出展者の皆様、出展告知も兼ねて本ブログに情報を掲載してみませんか?』として取材OKの表明を兼ねた告知を募るという試みも行われておりました。デジゲー博本体だけでなく、参加者、メディアさんにより派生した活動が生まれていることは本当にありがたいことと思います。

最後に、今回はデジゲー博で初めて「抽選」を実施したことに触れなければなりません。多くの皆様がデジゲー博を目標とされているところに、落選をお伝えしなければならなかったことは大変心苦しい気持ちでした。とはいえ、会場という物理的制約は如何ともしがたく、来年どのように開催するのが良いのか、ひいては今後のデジゲー博はどうあるのが望ましいのか、そういったことまで考える時期にさしかかっているとも思います。来年の開催日程はまだ未定ですが、皆様が集う「場」としてのデジゲー博を長く続けるため、また来年もご支援を頂ければ幸いです。

最後にデジゲー博2016(および、参加サークルの作品)を取り上げてくださったニュース記事をご紹介します。(一覧は12/4に更新しました)